T.B.
2022年新卒入社
マレーシア出身の私は大学への留学で来日したこともあり、就職活動の際は、多様性のある会社を希望していました。企業説明会では、日本と中国をはじめ、さまざまな国の人々が当社でシステムエンジニアとして働いていることを知り、安堵にも似た気持ちを覚えました。また、私は言いたいことをしっかりと発言できる会社で働きたいと思っていたので、説明会では、それらの点を重点的に確認しました。
ほかにも、NTTデータグループであることから、大規模な案件に関わる機会が多いことやAI技術やクラウドベースの技術など、最先端の知見を身に付けられることも魅力的に感じ、入社を決意しました。
入社後は、研修期間を経て法人開発本部のソリューションシステム部に配属されました。2022年の11月からは、大手メーカーのBIシステムの開発に一年間携わっていました。現行システム調査と要件定義のほかに、コンサルティング業務のサポートも行っており、お客さまとの打合わせ資料などを作るのは、私の仕事の一つです。
BIシステム開発の上流工程については、学びながら一人前の社員として成長させてもらっている段階です。未経験の私にとってありがたかったのは、NTTデータグループ合同研修です。2ヶ月にわたってビジネスマナーやシステム開発の流れを教わるだけでなく、1年もの間、マンツーマンでトレーナーという専属の上司が仕事を見守ってくれているのも、安心して働くことのできるプラス材料でした。
しかし、プロジェクトに参加したばかりの頃は、新入社員ということもあってシステム開発の経験が全くありませんでした。会議に出席しても、聞いたことのない専門用語ばかり。わからないことは自分で調べ、それでも不明な点がある場合は上司に聞くなど、置いていかれないようにするので精一杯でした。とは言え、隙間時間を活用してBIについて勉強するなど、自分のスキルを磨いて成長していくのは楽しいこと。努力の甲斐もあり、先日、大手メーカーのBIシステムの開発は、一区切りを迎えることができました。
上流工程を経験したことで思ったのは、エンジニアとして、より技術的な知見を蓄えたいということです。上司にそのことを相談したところ、次のプロジェクトではAI OCRプロジェクトに配属され、AIを用いたシステム開発に携われたことも、当社の受け皿の大きさを感じました。次の現場も、とっても楽しみにしています。
将来の理想像は、頼れるシステムアーキテクト。システム企画や要件定義、基本設計、詳細設計といったシステム開発における上流工程を担当する上級エンジニアのことです。大手メーカーのBIシステムの開発の現場では、周囲からの信頼を集めるシステムアーキテクトの方がいて、私も安心してプロジェクトの一員を務めることができました。自分も地道に経験を重ねていくことで、少しずつ、でも着実に、その方のように……そして、理想とする自分に近づいていければと思っています。
母国にいる家族は、「自分の力でお金を稼げるようになって、本当によかったね」と言ってくれています。それと、NTTデータという大きな会社のグループ会社であることも安心感につながっているようです。NTTデータ インフォメーションテクノロジーは、私と同じように海外から日本を訪れている人が、心から安心して働ける会社です。就職先に悩んでいるという人はもちろん、大規模な案件で人々の生活に役立つ仕事をしたい人など、入社する目的は人それぞれでいいと思います。私にとっては、システムアーキテクトという人生の目標を見つけさせてくれた存在でもあります。一緒に、理想とする自分を実現しませんか?