Y.X.
人財担当統括部長
私が転職活動をしていたのは、2009年。当時の日本のIT業界は、リーマンショックの影響でどこも不況でした。そんな中で、友人から「この不景気下でも、ビジネスを拡大している」「大規模な案件が多く、優秀なメンバーが多い」と教えてもらったのがNTTデータ インフォメーションテクノロジーでした。
その頃、自分は20代後半。自分の技術を高められる場所を探していたので、希望を感じながらの入社となりました。入社後は、大手旅行会社やメガバンク、クレジットカード会社や大手コンビニエンスストア、通信キャリア会社など、さまざまなシステム開発に携わってきました。システムエンジニアに始まり、プロジェクトマネージャー、アジャイルコーチ、スクラムマスターなど、自分の役職も変化してきました。
入社してからの14年間を振り返ってみて感じるのは、NTTデータ インフォメーションテクノロジーは“自分のしたい仕事を実現してくれる会社”だということです。友人の話していたとおりで優秀な社員が多く、その時々の最先端の技術を周囲に教えてもらってきました。私は大学を卒業して、すぐ日本に来たので、祖国のエンジニア仲間と仕事できることも大きな刺激になりました。
現在の主な業務は、統括部長として法人分野の案件開拓をすることです。また、組織管理とメンバー育成も重要な任務です。トレーナー制度を用いて、1年間にわたって新人の育成をするのがNTTデータ インフォメーションテクノロジーの大きな特徴で、新入社員にとってはNTTデータグループの社員として必要なビジネスマナーや開発における知識を学ぶことができます。トレーナーを務める社員からすれば、教えることで新たな景色が見えるいい機会となっています。
NTTデータ インフォメーションテクノロジーは私が入社した頃に比べて、売り上げ規模も社員数も成長を続けています。大きくなった会社に必要なのは、次世代を担うメンバーの育成です。私たちの会社では、提供しているサービスの領域が幅広いので、まずは自分の知識を広げて、興味のある分野が見つかったら、そこを磨いて伸ばしてもらう、という育成方針を採用しています。
私個人の信条を話すと、部下を一人の人間として尊敬することを忘れないようにしています。最近の新入社員は、オフの日でも自主的に勉強をしているなど、パッションのある子ばかり。結果を褒めることは簡単ですが、この業界は一人前になるまでに時間が掛かります。なので、まずは成長への努力を評価したいと考えています。
NTTデータ インフォメーションテクノロジーは多国籍企業で、各国籍の社員の文化を尊重し、またコミュニケーションも重視しています。顕著なのが、海外拠点のメンバーに業務委託をするオフショア開発です。もともとは中国出身の社員が中心でしたが、近年では、ミャンマー・マレーシア出身の社員も増え、日本語と英語を武器に活躍しています。今後は、中国以外のAPAC地域へのビジネス展開も可能性が広がりつつあります。
各国において、さまざまな文化やルールがありますが、自分とは違う環境で育まれた思考を交わし合うことで刺激となって、個人の視野が広がっていくのが、多国籍企業ならではの成長ポイントです。現在は、一部のプロジェクトでインドやフランスのエンジニアと一緒にシステム開発を行う機会も出てきており、英語の言語能力も求められています。さまざまな人が活躍できる企業だとも、言い換えられます。
私が14年にわたって務めている、NTTデータ インフォメーションテクノロジー。愛着もあり、入社した人には長く務められる環境を整えたいと考えています。IT業界は、長く身を置くことで、やっと成長できる場所です。だからこそ、社員が成長した姿を見られることがうれしい。今、このページを見ているあなたも、いつかは凄腕のエンジニアとして人々の生活を支える日が来るかもしれません。